Jasrowのひとこと

2008/04

私がはじめて指揮をしたのは中学二年生の学芸会でした。高校生になったとき、校内合唱コンクールがあり、一年になったばかりで、私の指揮したクラスの男声合唱が優勝してしまい、それ以後ずっと音楽部指揮者をして参りました。当時は指揮の教科書がなく、津川主一先生が翻訳した、ベルリオーズの<指揮法>を読んだりしましたが、あまり役には立たず、コンサートに通ったり、映画<カーネギーホール>に登場する世界の名指揮者の指揮振りを参考にして、音楽部のコーラスを指揮しました。当時はモノクロテレビさえありませんでしたから、テレビを見ながらの勉強は出来ませんでした。
大学ではプロである常任指揮者大和憲史先生の助手をしながら、指導方法を実地に学びました。ずっと後になって斎藤秀雄先生の指揮法の教科書が出版され、それを読みながら独習していたところ、東京放送合唱団指揮者の山本金雄先生による指揮のグループレッスンがあるということを知り、斎藤メソッドで勉強しました。嬉しいことに、バトンテクニックについては殆ど独習してきた方法が間違いでないことを確認でき、自信を持ちました。勿論、棒の振り方以前に音楽の基礎を学ぶことは当然です。しかし、優れた音楽的素質を持ちながら、それを演奏者達に伝えられないで勿体ない指導者を沢山見かけます。
今、小、中学校でも校内コンクールが盛んです。子供たちの中のリーダーや、アマチュア指揮者に棒振りの基礎をアドヴアイスできれば限りない喜びと致します。お気軽にお声をおかけください。