Jasrowのひとこと
2008/03
国鉄が民営になったばかりのとき、東京駅を歩いておりましたら、静かなBGMが通路に流れておりました。丁度土曜日の昼頃で、北口のドームの下の広場はとても静かで、ヨーロッパの寺院の中にいるような気分でした。ここで生の音楽を演奏したら素敵だなと思い、以前横浜元町で、私が請け負った街頭コンサートを見学にいらしてお馴染みになったNHK関連会社のプロデューサーに東京駅でのコンサートを提案したところ、乗り気はなさそうでした。
ほかのプロデューサーにも相談したちころ、へえ〜?と言っただけで相手にされませんでした。そこで、直接JRに聞いて、何処の部署に提案したらよいか、やっと探り出して、簡単ながら、そのアイデアを企画書として提出しました。自分達のやっていた吉祥寺街頭コンサートが、すでに新聞やNHKラジオで紹介され、話題となっていたので、その失敗、成功のノウハウを生かせば、東京駅の品格に見合った素晴らしいコンサートが出来ると確信がありました。
それから約2週間経ったころ、新聞を見たら何と<東京駅コンサート始まる>との見出し、これにはびっくりしました。ほかにも企画を考えていた人たちがいて、そちらがやったわけです。私が相談したプロデューサー曰く、清水さんがやっていたと思っていましたよ、とのことで、私の提案は覚えていて下さったようで嬉しく思いました。
因みに彼の所属するNHK関連会社も共催者として名を連ねておりました。それはよくあることですから、やむを得ないと思いましたが、大がかりで音をガンガン鳴らすやり方は、私の提案した静かな雰囲気のものとはかなり異なるものでした。これもバブルはじけて、消えてしまいました。暫くして、吉祥寺駅ビルロンロンから店内でのミニコンサートのお話があり、生音を尊重したコンサートを毎週開催することになりました。
気がつけば今年で足掛け17年、もう少しで1700回を数えます。これには駅ビル経営者の並々ならぬ意気込みを感じ、私も頑張らねばと思います。